ハーレーのソフテイルモデルはリジッド・マウント&カスタムが魅力
ハーレーには、ラバーマウントに対してリジッド・マウントがあります。
リジッド・マウントとは、フレームへ緩衝剤を用いずに直接エンジンをマウントしていることを指し、エンジン振動は緩衝剤がないために緩和させません。
一方、ラバー・マウントではゴム製のブッシュを仲介してエンジンをマウントしているので、ブッシュによってエンジン振動が緩和されます。
ハーレーのソフテイルモデルはリジッドマウントで、その他がラバー・マウントであり、それぞれのエンジン仕様によって分けられます。
そもそもソフテイルという名称は、ソフト・テイルという言葉をもじった名前です。
昔製造されていたハーレーは、サスペンションなしのオートバイで、この種はリジッドと呼ばれていましたが、別称としてハード・テイルとも呼ばれることがありました。
近代に入ってからはサスペンションの搭載が行われるようになりますが、80年代の前半になり、サスペンションを取り去ってリジッド化を行うカスタムが流行しました。
こうしたカスタムを自社に取り入れることを考えたハーレーは、見えないようにサスペンションを取り付けて、リジッド風のスタイルを生み出し、新しいフレームにソフテイルと名付けました。
従来のハード・テイルとは異なる、サスペンション付きのソフトな感覚の乗り心地を実現するというソフト・テイルという意味が込められたのです。